2021年 4月29日(木・祝) 香川薬学部オープンキャンパス・レポート

2021.05.2

2021年度初めてのオープンキャンパスを4月29日(木)に開催しました。

お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

 

当日はあいにくの雨でしたが、沢山の方に香川薬学部オープンキャンパスに来ていただきました。

香川薬学部は、講義棟と実習・研究棟が渡り廊下で繋がっているので、建物内に入ってしまえば雨でも濡れる心配はありません。そんな学内を、今回も香川薬学部の在校生が様々な疑問や質問に答えながら案内しました。

今回、香川薬学部では、在学生による学部紹介、教員による学部説明会、模擬薬局体験「1日薬剤師体験」、サイエンスミニキャンプ「色が変わるふしぎなハーブティー」、研究室見学、入試・進路相談等を行いました。

 

今回は、サイエンスミニキャンプ「色が変わるふしぎなハーブティー」を紹介します。

サイエンスミニキャンプは2年生から本格的に始まる実習で使用する実習室で行いました。

100人以上が同時に実習を行える広い部屋なので、3密の心配はありません。

ドラフトと呼ばれる巨大な排気装置もあるので、常に空気は入れ替わっています。

さて、簡単な説明の後、出てきたのはキレイに透き通った青色の液体。

「マロウブルー」と呼ばれるハーブティーで、モナコ王妃のグレース・ケリーも生涯愛してやまなかったそうです。クセのないスッキリとした味わいで喉にも良いとのことで、皆さん少し飲んでいました。そんなマロウブルーに、ある液体を数滴入れると、あら不思議、徐々に青〜紫〜ピンク色とキレイに色が変化していきます。

入れた液体は、「ポッカレモン」!

皆さんの家の冷蔵庫にも入っているかもしれませんね。

これは、「ポッカレモン」を入れてpHが酸性に変化したことにより、マロウブルーに含まれる「アントシアニン」という化合物の構造が少し変化することによって起こっています。アントシアニンは、マロウブルーだけでなく、ブドウやムラサキキャベツ、ブルーベリーなど身近なものにも結構含まれています。実は、もう少しすると咲き始めるアジサイもアントシアニンによって色が付いています。アジサイの育つ土壌が酸性か中性か塩基性かによって咲く花の色が、赤色か紫色か青色かに変わります。近所のアジサイの花を見て、その土壌のpHがわかるのも面白いですね。

 

今回、事前にTwitterで「ヒトの錐体細胞は何種類あるでしょうか?」という問題を出していましたが、このサイエンスミニキャンプに参加してくれた方は全員、正解して景品をゲットしていました。おめでとうございます!素晴らしい!

 

次回のオープンキャンパスでも同じ様なミニクイズを準備する予定なので、まだ参加したことがない方も是非参加してみてください。

次回のオープンキャンパスは6月13日(日)です。

 

開催予定の体験実習は、模擬薬局体験「薬剤師のフィジカルアセスメント」、サイエンスミニキャンプ(生物系)「クスリの動きを見てみよう!」の2つです。この他にも香川薬学部で行われている最新の研究について、大学院生や教員から直接話を聞ける「研究室見学」を予定しています。

 

徳島文理大学では、来校時に体温チェックや体調の確認など皆様にご協力頂きながら、しっかりとしたコロナウイルス感染症対策をとった上でオープンキャンパスを実施しています。

 

次回も皆様のお越しをお待ちしております。

 

香川薬学部広報委員会