病態生理学講座

講座概要

生体がはたらく仕組みや病気の仕組みを物理や化学の言葉で調べます。
病態生理学では、生体がどのように働いているのかを、物理や化学の言葉で表していきます。 特に、健常な状態(生理状態)と病気の状態(病態)の両者の状態の仕組みを対象とします。 このことによって、病気がどのように起こるのか、どのような治療が有効なのかを知ることができます。 特に、脳の働きを理解することを目標にしています。そのための先端的な手法開発などを通して脳の働く仕組み、脳の病態、薬物の影響を調べています。

スタッフ
  • 教授:宋 時栄
  • 助手:中島 健太郎
講座の特色

脳が働く仕組みと脳の病気が起こる仕組みを理解し、それを治療する薬を探る。
病態生理学講座では、特に次のような手法・方針を用いて研究を進めています。

  1. 電気生理学的手法?脳の信号は、脳を構成する神経細胞の膜電位の変化(活動電位)で処理され伝えられます。この信号を計測する手段として、電気信号を使い微弱な電気信号を増幅して測ることにより神経細胞の働きを探っています。
  2. 光計測法-神経細胞の膜電位の変化を光の量の変化に変換する特殊な分子プローブ(膜電位感受性色素)を用いて、電気生理学的手法だけでは調べることの難しい神経間の信号のやり取りの様子を調べています。
  3. これらの手法を、病態を再現した実験動物、一部の分子を改変した実験動物などに適用し、神経回路の働きを調べています。また、成長期のある時期に特定の薬物が脳の発達に影響することが知られています。この影響も計測しています。このため、神経回路を脳から取り出して調べたり、脳まるごとの活動も計測しています。
  4. また、繊毛という進化的に安定な形質を分子レベルで調べています。