薬物動態学講座

講座概要

薬の吸収から排泄までの体内動態と薬効・毒性発現メカニズムを解明します。
薬物が生体に投与された後にたどる生体内運命を生理学的、生化学的、物理化学的に捉え、医薬品をヒトに適用した時の薬物と生体との相互作用を深く理解し、 吸収、分布、代謝、排泄に関する基本的知識を学びます。
さらに、薬物濃度の時間的推移と薬効および副作用の関係を解明し、理解することで、 有効性や安全性の科学的根拠に基づく創薬と最適な薬物療法の構築に関する薬学的思考力と技術を学びます。

スタッフ
  • 教授:加藤 善久

博士(薬学)。薬剤師。
教育目標:学習者主体の教育、統合型教育、知識教育に加え技能・態度教育の実践。
主な研究テーマ:薬物の体内動態と薬効・毒性発現メカニズムの解明に関する研究。

社会のニーズに答え、狭い医療薬学の専門分野に留まることなく、生命科学、情報科学、環境科学のいずれにも強い薬剤師、よりグローバルな観点から国際社会で自分の意見を述べられる薬剤師の養成を目指しています。常に自己努力、自己研鑽を重ね、社会が要求する薬剤師を育てるよう、また共に育つように学生と接しています。

 

  • 講師:榊原 紀和
  • 助教:跡部 一孝
学生紹介


香西真衣 さん(左) 薬学科6年(平成29年3月卒業) 三木高校(香川県)
薬には、錠剤、注射剤、あるいは貼付剤など多くの剤形がありますが、どんな剤形であっても、 『薬が生体内でどのような運命をたどるのか?』ということが、薬の効果を考える上で大切です。 薬剤師のほかにさまざまな医療職が存在しますが、薬物動態学は薬学にしかない学問分野であり、 薬物動態学を理解しておくことが薬剤師としての強みになります。
ほ乳動物の組織中における環境有害物質の測定についての研究に取り組み、得られた情報収集能力や問題解決能力などを生かして、 将来、薬剤師として様々な方に貢献していきたいと思います。

坂本健太郎 君(右) 薬学科6年(平成29年3月卒業) 岡山操山高校(岡山県)
医薬品を使用する際に考慮しなければならない要素として「薬物動態」があります。どんなに素晴らしい薬でも、 体内での吸収・分布・代謝・排泄の過程を考慮した用量・用法を考えなければ体を害する毒薬となってしまいます。 薬物動態学講座では、その基礎となる生体内の医薬品や化学物質の定量法や、狙った部位に薬を届ける技術、 新薬の合成等の幅広い研究を行っています。
また、研究室では先輩や後輩との学生同士の関係だけでなく、先生方の指導やアドバイスを通して社会人としても成長をすることが出来ます。

講座の特色

創薬と育薬を目指して、医薬品の体内動態-薬効・副作用を科学的に解析します
当講座担当の薬剤学、薬物動態学及び薬物動態学実習は、薬剤師国家試験ならびに高い資質を持つ薬剤師、疾病の予防及び治療に貢献する薬剤師及び医薬品・食品・化学系研究者の養成において、極めて重要な科目です。
薬剤学では、薬物が生体に投与された後にたどる生体内運命を的確に捉え、医薬品をヒトに適用した時の薬物と生体との相互作用を深く理解し、吸収、分布、代謝、排泄に関する基本的知識の修得を目指しています。薬物動態学では生体内における薬物の動きに関する基礎知識を薬物速度論として習得し、薬物動態の解析法、薬物動態に影響する因子などを学びます。さらに、薬剤学、薬物動態学で得た知識により、薬物濃度推移と薬効及び副作用の関係を解明することで、有効性や安全性の科学的な根拠に基づく創薬、育薬及び最適な薬物療法の構築に関する薬学的思考力を学び、薬剤師としてそれらを医療の場で生かしてほしいと考えています。

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