授業内容
感染症治療学

小林隆信

 この授業では、病原微生物による感染症の病態や予防法を学習し、感染症の治療に用いられる薬物(抗菌薬、抗真菌薬、抗寄生虫薬、抗ウイルス薬など)の作用機序・副作用・薬剤耐性機構を学習する。
分子生物学

小林隆信

 生命現象を分子の挙動として理解することは、老化や疾病を含めたあらゆる生命現象を理解するために重要なことである。分子生物学では、生命の設計図である遺伝子を理解するために、核酸の構造、機能および代謝に関する基本的知識を修得する。染色体の構造や遺伝子の複製と維持される仕組みや、設計図を基に生合成されるタンパク質の構造と働きに関する知識を修得する。さらに、薬学領域で応用されているバイオテクノロジーを理解するために、遺伝子操作に関する基本的知識を修得する。
生化学・微生物学実習

小林隆信

 生物科学は生命現象を分子の挙動として理解しようとする学問である。本実習の前半では、常在細菌(ブドウ球菌、枯草菌、腸内細菌など)を選択的に増殖させる培地を用いて菌体を分離し、この純化された菌について、グラム染色、生化学的試験、遺伝学的解析によって菌種を同定する方法について学ぶ(薬学教育講座)。本実習の後半では、生命の設計図である遺伝子が複製増幅されるしくみとタンパク質の発現のしくみを実体験する(分子生物学講座)。