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◆研究・教育方針◆

研究方針

先端機器の開発

装置開発は先端研究を行う上で非常に重要な要素です。我々は、特に見たいものを見る新規機器の開発こそ研究の独創性を担保するものと考えます。科学機器は科学知識の生産者であり、これ無しで科学の進歩はあり得ません。世界をリードするためには世界に通用する機器を創造する必要があることを念頭に置いて、これを実現できる人材の養成と併せて、新しい道具作りを指向した研究を推進します。

先端機器の利用戦略

「創造的先端研究」と「基盤研究」の両者を重視した総合的分析化学を確立することが香川薬学部における解析化学講座としての大きな使命であると考えます。当講座では既にコールドスプレー質量分析装置(CSI-MS)を開発し、現在反応追跡装置(RTS)そして次世代の機器として超小型質量分析装置の開発を計画中です。これらの利用戦略として、異なる構造解析機器を有機的に連結融合した次世代の危機分析システムの構築や、さらに具体的には巨大分子のイオン化や分子コンピューティング、そして迅速診断、およびその他の新分野への展開を推進します。

教育方針

バーチャルからリアルへ

近年、大学教育においても統合コンテンツによる教育の画一化の傾向が見られます。個性を尊重し、創造性に富み、主体性をもった人間の形成を目指すためには体感を重視した教育・学習の高度化を図ることが求められます。バーチャルからリアルへ、すなわち実験を重視した実態に直接触れる教育が自然科学教育の基盤を強化することにつながると考えます。

「作る」「造る」そして「創る」へ

大学院教育においては独創性に優れ想像力あふれる人材を育成しなければなりません。これによりはじめて創造性豊かな研究の発展が図れるのです。超常識的思考を時には取り入れることのできる柔軟で創造的人材を育てるためには、学生の特性を理解し、自主性を重んじる研究指導を行う必要があります。新しい分析法の発見と機器開発は科学の進歩に不可欠であることを確信し、解析化学講座では教育に臨みます。


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