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薬学共用試験

薬学共用試験

薬学共用試験とは・・・

現在、医療現場では医学・薬学の急速な進歩に対応できるよう、即戦力となる薬剤師が求められています。 そこで、6年制薬学部では、5年生の時に病院と薬局でそれぞれ11週間ずつの実務実習が必修となっています。 その実務実習開始前に薬剤師の指導・監督のもと、実習生は実際の調剤や服薬指導などを体験学習します。 そこで、実習生が臨床現場に臨むために必要な知識・技能・態度をしっかり身につけているかを確認する試験が全国の薬科大学薬学部が共通で実施されている薬学共用試験です。 この試験は、NPO法人薬学共用試験センターが統括しています。 この共用試験は、パソコンを使って知識が評価されるCBT (Computer-based Testing:コンピュータ支援学力試験) と服薬指導及び調剤などをシミュレートして技能・態度・適正が評価されるOSCE (Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験) から構成されており、これらの試験に合格した学生のみが実務実習を受けることができます。

CBTとは・・・

CBT (Computer-based Testing:コンピュータ支援学力試験) とはパソコンを使った薬剤師に最低限必要な専門知識・思考力を問う試験で、 大きく10に分けられた専門分野から、310問の多肢選択問題(Multiple choice question)として出題されます。 実際に行われたCBTは単純5択形式(5つの選択肢から正解を一つ選ぶ形式)であり、組み合わせ問題や1問につき複数の正解を選ぶ形式の問題は出題されません。

OSCEとは・・・

OSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)は複数のステーション(試験場)を使用して、 1ステーションあたり実技時間は5分、問題を読む時間は1~2分と設定されており、 調剤・服薬指導などの薬剤師としての技能・態度を客観的に評価する臨床能力を評価する試験です。

本学の共用試験対策

CBT対策

CBT対策として、香川薬学部では、1,2年生の年度末(学期末)に専門科目の講義内容をCBT形式で問う学年末テストを実施しています。 これにより、普段の講義がCBTにどうつながるのかを具体的に知ることができ、勉強の目標が明確になって勉強がしやすくなります。 また、3年後期から教員による講義、演習、予備校講義を組み合わせたCBT対策を行っており、 無理なくCBTに合格できる学力を身につけられるようになっています。

OSCE対策

本学では、実務実習事前学習の充実によりOSCEにも十分対応できる能力の形成を図っています。

平成27年度薬学共用試験結果

実施日程 合格者数 合格基準
CBT 本試験   平成27年11月28日 54名 正答率60%以上
追試験  平成28年 3月 2日
OSCE 本試験   平成27年12月13日 54名 細目評価70%%以上
概略評価5以上
共用試験 54名