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「高度な医療人養成のための地域連携型総合医療教育研究コンソーシアム」における ネットワーク整備と遠隔講義システムについて

香川大学 医学部 情報ネットワーク管理室 河内 一芳、酒井 麗

 文部科学省の戦略的大学連携支援事業の一つとして、徳島文理大学(香川薬学部、理工学部)、香川県立保健医療大学、香川大学(医学部)の3大学連携による「高度な医療人養成のための地域連携型総合医療教育研究コンソーシアム」が採択されました。
 この事業は「香川県内の医療系学部を有する国公私の3大学の連携により、香川県の医療に関する知の拠点を形成し、地域に密着したチーム医療を実践できる高度な医療人を養成し、医療環境の強化や香川県民の健康意識の向上をはかる」(※1)ことが目的です。具体的な内容はたくさんありますが、今回は3大学連携での遠隔講義システムについての概要を述べます。
 まず遠隔講義のインフラであるネットワークについてですが、昨年末には遠隔講義のために徳島文理大学香川キャンパスと県立保健医療大学の学内をギガビット化し、大学間を100メガビットの広域イーサネットで接続しました。概要は図1のとおりです。

 図1の青のラインは同一のネットワークセグメントで、徳島文理大学と県立保健医療大学、香川大学幸町キャンパス間を結ぶ広域イーサネットと、医学部キャンパスに設置する画像合成サーバは、この同じセグメント内にあります。また、帯域不足にならないよう  医学部キャンパスに設置されたUTMは迂回する構成になっています。ちなみに帯域は上り下りとも30Mbps必要です。
 各大学で撮影された画像(動画)は医学部キャンパスに設置された画像合成サーバに送られ、4分割された画面として合成されます。残り4分の1はパワーポイントなどの資料を表示させることができます。これを今度は各大学に配送することによって、3大学同時に双方向で遠隔講義を行うことができるようになります。
 


 

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