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 最近では「チーム医療」という言葉をよく耳にするようになりました。「チーム医療」とは、一人ひとりの患者さんを医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、臨床工学技士、栄養士などがそれぞれの専門を生かし、協働で治療に当たるもので、医療レベルの向上に大きく貢献することが期待されております。  
 「チーム医療」は各病院で取り組みが開始されておりますが、これを地域全体に広げて、さらなる医療サービスの向上を実現したいと考えております。  
 また、今日、ITが著しく進歩・普及を遂げてきており、これを活用することによって、医療情報の共有が容易になってきました。病院では電子カルテシステムが稼働しており、どの部屋からでも医師や看護師、薬剤師などが患者さんの状況を即座に把握できるようになり、チーム医療の推進に大きな役割を果たしております。

 さらに香川県では全国に先駆けて、地域で医療情報を共有するしくみ「かがわ遠隔医療ネットワーク(K-MIX)」が稼働しており、着々と整備・拡充されております。地域の医療者が医療情報を共有できるようになれば、効率的に地域に密着したチーム医療ができるようになり、医療サービスの向上に大きく寄与できると考えております。

 これからの10年20年先を考えると、「地域に密着したチーム医療」の時代が訪れるはずです。教育・研究を使命とする我々はその新しい時代に対応でき、活躍できる人材を育てて行く必要があります。また、「地域に密着したチーム医療」がどのようなもので、これを実現するための社会のしくみがどうあるべきかなどを研究して行く必要があります。
 しかしながら、チーム医療は医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、臨床工学技士、栄養士などが協働して行うもので、多くの医療職種に渡るため、一つの大学だけではカバーしきれません。

 幸いにも、医療系学部を有する地域の3大学(徳島文理大学、香川大学、香川県立保健医療大学)は20年度の文部科学省大学連携支援事業に採択され、香川総合医療教育研究コンソーシアムとして、このテーマに協働で取り組むことができるようになりました。すなわち、新しい医療のしくみを研究開発していくとともに、そのしくみをフルに活用して「地域に密着したチーム医療ができる高度な医療人」の育成に取り組んでおります。

特に、香川総合医療教育研究コンソーシアムでは地域の医師と薬剤師が効率的にチーム医療をできるしくみ「電子処方箋」の研究・開発に取り組んでおります。そして、この「電子処方箋」をモデルにして地域密着型チーム医療の教育のあり方を研究するとともに実践して行くことにしております。

このたび、電子処方箋システムの基本的な機能が完成したので、香川県薬剤師会や地元調剤薬局の方々の協力を得て、システムの検証を行っております。


三大学の学生が集まりチーム医療についての勉強・協議

 

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